
そういえば、昨日本屋さんに行きましたら、コミックス新刊コーナーに、私の好きなご本が!
*かまたきみこ著「KATANA 第3巻 妖刀」(ぶんか社刊)
一か月も前に出ていたなんて、全然知りませんでした!
新刊をわくわくしながら待つのも心楽しいものですが、
偶然大好きなご本の新刊にばったり遭遇するのも、すごく楽しいです。
ちょっと足のつま先が喜びのあまり踊ってしまいましたが…。
こちらのコミックスは、以前、朝日/新聞の紹介記事を読んで、
面白そうだな、と思って書店で第1巻を取り寄せて出会えたご本です。
一見ごく普通の高校一年生の滉君は、
千年の歴史を持つ名門「刀鍛冶=刀匠」のお家の跡取り息子。
実は刀の「魂魄」が人の姿として見えるという特異体質で、「研ぎ」の天才です。
彼の「研ぎ」で、数々の刀達(刀の問題児達)を清めていく、というファンタジーです。
普段、ちょぴりぽや~としている印象の滉君が、刀と対峙する時に見せる真摯な表情、
刀や人の持つ因縁を解きほぐしていく活躍が魅力的です。
さて、以下、お人形の画像の下から、ネタばれを含む感想になります。ご注意下さいませ。

全体を通して…三巻は、シリアスで重いテーマの作品が多い様に思いました。
表紙もホラーっぽいですし。
「第13話 やぐらの刀」は、本気で怖かったです。
それにしても、滉君の絶体絶命の危機を、滉君が知らないところで「襲(かさね)」ちゃんが解決してしまいましたが……?
「襲」ちゃんは実は滉君が大好きなので、これで良かったのでしょうか? 少々切ない気持ちが残ります。
あ、「襲」というのは刀の名前です。
あまりにも可愛いキャラなので、つい「ちゃん」づけしてしまっています。
「第14話 妖刀」
これも怖い話です。
いつもは問題児の刀や、刀に魅入られてしまった人を助ける立場の滉君が、
「妖刀」に取り込まれてしまうというお話。
自らの身を挺して「妖刀」を救う滉君が格好良かったですが、
ラスト、清められた「妖刀 闇斬丸」がお茶目な美青年だったのには、吃驚しました。
第三巻は、京崎君と葉月さんの出番が少な目でしたのが、ちょっと残念でした。
特に天然お嬢さまの葉月さんが大好きなので、この辺は次巻に期待したいです。
という訳で、次巻も楽しみにしております!
さて、「KATANA」を読みながら思ったのは、刀に魅入られた人が刀に取り込まれて、
刀を振り回したりすると、本当に大変~という事です。
お人形に魅入られても、せいぜいお人形を着飾らせて、
フミャフミャ喜んでいるだけですので、お人形好きは人畜無害ですよね~♪
あ~、ここまで書いて気付いたのですが、
このご本、「ホラーミステリーコミックス」というレーベルから出ていました。怖い筈でした!
*画像はエリカです。